慶吟会 keiginkai
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三田で詩吟特別講義
新設:2016-07-04
更新:2018-06-20
 
特別講義の講師を務めた慶吟会OB会の諸君
左から大久保正司事務局長、成瀬綾幹事
中村楯夫会長、田中和雄副会長、小野正典副会長

2018年5月30日(水)第2時限後半(11時30分~12時15分)文学部佐藤道生教授授業履修者を対象に『日本の伝統文化「詩吟」と和漢朗詠集』の特別講義を、大久保正司(1971年卒)慶吟会OB会事務局長の司会進行にて行いました。その概略は次のとおりです。

1.中村楯夫 (1968年卒) 慶吟会OB会会長挨拶
   日本の伝統文化「詩吟」と慶吟会

2.詩吟の吟じ方 (詩文を後段に掲載)
   和漢朗詠集より「首夏」 実演を含めて
   小野正典 (1975年卒)慶吟会OB会副会長

3.発声練習
   「アエイウエオアオ」ほか
  →参考:「お口の体操(発声練習)」 姉妹サイト「詩吟資料室」

4.詩吟実演 (詩文を後段に掲載)
   1) 川中島 成瀬綾 (2010年卒)幹事
   2) 太田道灌 中村楯夫 (1968年卒) 慶吟会OB会会長
   3) 送別の詩 全員による合吟

5.質疑応答、現役慶吟会の立上げ案内

6.お礼の挨拶
  田中和雄 (1971年卒) 慶吟会OB会副会長

別途、17時以降 希望者の参加を得て、現役慶吟会再興のためのミニパーティーを開催

なお、特別講義は今回が2回目です。第1回目は昨2017年11月6日に日吉キャンパスで行いました。

特別講義で使った詩歌の詩文
1.和漢朗詠集 上巻 「首夏」
  1)「薔薇正開春酒初熟」白居易 より
   甕頭竹葉經春熟  甕の頭の竹葉は春を経て熟す
   階底薔薇入夏開  階の底の薔薇は夏に入って開く
  2)「首夏作」物部安興 より
   苔生石面輕衣短  苔石面に生いて軽衣短し
   荷出池心小蓋疎  荷池心より出でて小蓋疎かなり
  3)「屏風に」源順 より
   わがやどの かきねや春を へだつらん
   夏きにけりと みゆる卯の花
   →「首夏」を吟じる譜面が pdf で開きます

2.漢詩「川中島(不識庵機山を撃つの図に題す)」頼山陽
   鞭声粛粛夜過河  鞭声粛粛夜河を過る
   暁見千兵擁大牙  暁に見る千兵の大牙を擁するを
   遺恨十年磨一剣  遺恨なり十年一剣を磨き
   流星光底逸長蛇  流星光底長蛇を逸す
    →参考姉妹サイト

3-1.漢詩「太田道灌(道灌蓑を借るの図に題す)」作者不詳
   孤鞍衝雨叩茅茨  孤鞍雨を衝いて茅茨を叩く
   少女為遺花一枝  少女為に遺る花一枝
   少女不言花不語  少女言わず花は語らず
   英雄心緒乱如絲  英雄の心緒乱れて糸の如し
    →参考姉妹サイト

3-2.和歌「七重八重」兼明親王
   七重八重 花は咲けども 山吹の
   みのひとつだに なきぞ悲しき
    →参考姉妹サイト

4.漢詩「送別の詩(元二の安西に使いするを送る)」王維
   (渭城朝雨)   (渭城の朝雨)
   渭城朝雨浥輕塵  渭城の朝雨軽塵を浥す
   客舎青青柳色新  客舎青青柳色新たなり
   勸君更盡一杯酒  君に勧む更に尽くせ一杯の酒を
   西出陽關無故人  西のかた陽関を出ずれば故人無からん
   (無無無故人   (無からん無からん故人無からん
   西出陽關無故人) 西のかた陽関を出ずれば故人無からん)
    →参考姉妹サイト